新築やリフォーム・リノベーションを行っている方のこのような質問が多いです。
それは、トラブルになっていることが多いからです。
ビックリする統計ですが、約30%の方が何らかのトラブルに遭っているとか。
三軒に一軒と言うことですよ。
しかも内容は、私が消費者向けの仕事をして30年経ちますが、ビックリする事に内容は、一緒ということです、
何で建築業界は進歩しないのでしょうか?
質問の内容は。
見積もりを見ても、分からない。
見積もりの詳しい説明がない。
相見積もりの仕方が分からない。
相見積もりを取ってみたが、見積書の書き方が違うので分からない。
見積もりを3社取って、一番安い業者にしたのに、施行中に追加工事の明細が来た。
このプランで、本当に良いのか。
その仕様で本当に良いのか。
もっと色々提案して欲しい。
どうすれば、コスト削減になるのか、提案して欲しい。
水回りセット価格でお願いをしたのですが、分からない追加工事明細が来た。
なんかイメージしている空間と違っているみたい。
工事後の仕様変更については、全部追加工事と言われた。
業者の提案で、私が使いたい仕様にならない。
マンションで無垢床を使いたいと言ったら、施工できないと言われた。
工事にかかってから、びっくりする程の追加工事明細が来た。
施工期間が、びっくりする程長くなってきた。
毎日施工業者が来ていない。
業者が近隣と揉めている。
営業と打ち合わせした内容と、現場の人が作業する工事内容が勝手に変わっている。
下請けの会社がきて、何を言っても元請けに言ってくださいと言って工事を止めない。どんどんイメージと違う工事になってきた。
契約した途端営業が、来なくなった、現場の人と営業が言っていた、内容の工事と違っている。
IKEAのキッチンやIKEAの製品を使いたいが認めてくれない。
無印良品の製品を使いたいが認めてくれない。
その会社の提案するメーカーの商品を使いたがる。
現場打ち合わせに、営業が来ない。
DIYで色々行いたいが、認めてくれない、何故か金額が上がると言われた。
施主支給ができないと言われた。
デザイン重視の提案で、暮らす人間の事を考えていない。
耐震補強の見積もりが来ているか、なぜその耐震補強になるのか、詳しく説明がない。
断熱工事を行なってもらう事になっているが、提案がグラスウールしかない、ネットで調べた吹付断熱とかセルロースファイバーなど使えないと言われた。
大きな会社だから、決めたのに下請けや孫請けの会社が来て、説明も何もなく勝手に進めている、何を言っても私達には何もできないから、元請けに相談して欲しいと言われた。
外壁塗装について、イメージしていた色と違うので、交換を求めたら追加工事が、ビックリする金額で来た。
アフターサービスや工事後の点検に来ない。
工事保証書があるのに、何かあれば請求される。
今だにある、訪問販売のリフォーム、屋根が壊れているとか、壁が崩れているとか、外壁の塗装に問題があるとか、シロアリとか、信じられないです。
などなどです。
もっとたくさんの問題を抱えているのが現状です。
新築やリフォーム・リノベーションは、クレーム産業と言われています。
不思議ですよね。
なんでクレーム産業と、言われるのか?
大手の建築会社だから安心、デザイン事務所だから安心、大手のホームセンターだから安心では、ないと言うことを消費者(お客様)は、知らないといけないと思います。
確かに人間の手で、何事も行うわけですから、機械が作ったようには、なりません。
でも、
上記の問題は、しっかりした打ち合わせを行い、第三者の意見、セカンドオピニオン・エージェント(海外では当たり前)を入れることによって解決すると思います。
海外は訴訟の国ですから当たり前なんでしょうね。
あと、
工事中に揉めて施工が止まりますと、大変なことになります。
新築の場合、外部工事が済んでいない場合。
雨に野晒しに、なって構造躯体が使えない状況になります。
工事が揉めて、日時が延びますと新築・リフォーム・リノベーション場合、今住んでいる家にも問題が生じます。
例えば、今住んでいる家を売却して、工事を進めている場合、工事が遅れますと、家やマンションが出来ていないのに、今住んでいる家を開け渡さないといけません。
と言うことは、一時的に賃貸住宅に住まいを移すことになります。その費用や手間が別途かかってきます。
依頼主に負担が大きいです。業者は工事を止めるだけで被害はほとんどない事が多いです。
そして訴訟費用がかかる事です。
消費者はクレームについて、弁護士を入れて、そして建築士を入れて、調査をしなければなりません、私も何件も経験していますが、調査に日時もかかりますし、証言の意見も書いて裁判所に提出しなければなりません。
すごい大変な事です。
以前、私が依頼を受けた欠陥住宅について、TV局VOICEというニュース番組を巻き込んで話をしました。
そして完全勝利しました。
完全勝利って、実は殆どありません、訴訟してもそこまでの事は、なかなか立証することは、難しく時間もかかりますので、ある程度で和解を進められます。
もっと、問題なのは、途中で止まっている工事を再開することです。
はっきり言って、誰もどこの業者も引き受けてくれません。
消費者(お客様)の泣き寝入りと言うことが多いと考えてください。
日本も海外のように、エージェントやセカンドオピニオンを入れて、交渉をしないといけないと言うことです。
その施工方法に間違いがないか。
その施工方法に問題がないか。
他のプランはないのか。
保証の問題について間違いがないか。
消費者(お客様)によりそった提案ができないのか。
もっとコスト削減ができないか。
などです。
今日はここまでにしますね。
この続きはまた後日。
基本的な私の考えです。
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